豊中市医師会では多職種協働による地域包括ケアシステム構築の一環としてICTを活用した在宅医療・介護連携のためのシステム
「虹ねっとcom」を導入しました。
市民が住み慣れた場所で安心して最期まで暮らせる環境をつくること
「超高齢社会」到来に伴い、地域包括ケアシステムの構築は喫緊の課題である。そのためには多職種間でのスムーズかつスピーディーで適切な情報共有が必要となる。情報共有の仕組みとしてICTを用いたシステムを利用することが有用であるが、導入後に活用できていないなどの問題が各地で生じている。現場のニーズに合った多職種間の情報共有、ひいては連携が可能となるように、使いやすい利用環境を整え、普及させていかなければならない。
患者(利用者)及びその家族が安心して住み慣れた地域で暮らすことができるために情報システムを利用し、多職種間によるスムーズで適切な情報共有を行い、地域包括ケアシステムの実現に向けて医療・介護関係者間の連携強化を図る。
情報共有システムを導入することで関係者間のコミュニケーションが高まり、良好な連携・協力関係が生まれる。また、スムーズで適切な情報共有は、業務の効率化につながり、多忙な現場の負担軽減につながる。このように現場のニーズが満たされることで、医療と介護の質が向上し、ひいては患者(利用者)及びその家族が安心して暮らせる地域包括ケアシステムの構築に貢献できる。